奴振(滋賀県無形民俗文化財)
油日神社に伝わる奴振は、5月1日の油日神社祭礼に5年に一度奉納されています。(滋賀県無形民俗文化財)室町から戦国にかけて、油日神社は甲賀の総社として甲賀武士の結束の中心でした。「奴振」は、その社参行列が起源と思われます。978年平安中期の記録が残っています。油日神社の「頭殿祭」には「奴振」が行われていますが、毎回選ばれる「頭殿」は祭りの主役であり「奴」はこの「頭殿」のお供であって、江戸中期に行列に加えられたと言われている。奴は「長持奴」3名と「挟箱奴」4名「毛槍奴」2名「押え」2名で構成されています。